飛騨産業・侭
侭/JIN…Hida Sangyo Table System
「侭 DINING」は、お好みのテーブルデザイン・サイズ・材種・塗色を選べるテーブルオーダーシステムです。天板の形や脚はもちろん、天板面形状もご指定いただけます。材種がホワイトオーク・ビーチ・ウォルナット・ツートン(ホワイトオーク×ウォルナット)とバリエーションがあるため、お好みのチェアと組み合わせてお部屋にぴったりのダイニングテーブルをお選びいただけます。
飛騨産業のダイニングテーブル売上の約半数を占める侭シリーズ。2009年の発売以降、
対応サイズの拡大や脚タイプの追加をしながら15年が経過した今年、新たなラインナップが加わり、
より充実したシリーズに進化しました。刷新されたバリエーション豊かなシリーズの全体像をご紹介します。
※2024年12月13日より当店展示開始。12月21日より販売開始します。
KX・KD チェアと親和性が高いテーブルの新規開発
近年人気ナンバーワンのチェア「SEOTO-EX」。掛け心地とスタイリッシュさの両立が人気で、各パーツのディテールは無垢材を削り込むことにより、木の魅力を引き立たせたデザインになっています。その一方、侭の販売数は2018年をピークに近年減少傾向にあることから、人気のSEOTO-EXと親和性の高いデザインのテーブルを組み合わせることにより、上質なダイニングシーンを求めるより多くのお客様に訴求できるデザインを追求しました。
新規となるカービング脚は、SEOTO-EXの肘から前脚へと美しく流れるアウトラインを取り入れつつ、脚上の卵形から脚下の正円へと繋がる前脚の断面形状を採用。カービングによる魅力的な造形をテーブルでも実現しました。さらに、脚の取り付けは45度方向ではなく、天板の中央を向く角度にしています。その理由として、KX・KDのチェアは、側面は傾斜の大きな脚ですが、正面から見ると垂直方向のプロポーションであることが、特徴的でありながらも端正な印象を与え、多くのお客様から支持される造形的要因の1つであると考えました。レッグジョイン金具により取付角度の制限をなくし、鉄板のないすっきりとした見た目です。脚と接触する天板裏面を彫り込むことにより、締結強度を高めています。また、天板の新規面型には、先端に向かって薄く削ぎ落したチェアの肘木断面形状を採用、「流面型」と名付けました。カービング脚との組み合わせにより、従来の侭シリーズよりもKX・KDチェアとの親和性の高いご提案を可能にしました。
T脚・オーバル型天板について
侭中でも長年人気であった2本脚やトノー形天板のシェアがここ数年減少しています。同時にお客様からの要望として、現代のインテリア空間によりマッチする、よりシンプルで洗練されたデザインを求める声も多くなってきていました。そこで、2本脚はツラ仕上げのシームレスな形状をした脚で、脚先をわずかにラウンドさせたデザインの「T脚」へ変更。また、天板形状には美しい円錐曲線を取り入れた「オーバル形」天板を新規に採用しました。4本脚では脚間の制約が大きく、見た目と使い勝手の両立が悪くなることから、T脚とV脚の組み合わせに限定しました。
耳付形天板・板脚、および天厚について
充実のラインナップが人気の侭シリーズのさらなる強化として、耳付形天板を追加しました。板脚は近年人気の高いシンプルな形状に変更、軽量挽板構造を採用することで、板脚のデメリットである重量を解消しました。また、従来の天厚3.5cm仕様は3.8cm仕上げに変更、通常の3cm天板との差を明確にし、よりボリューム感を訴求できる仕様にしました。耳付面型との相性も抜群です。
1本脚・船底面型について
1本脚は従来脚のアウトラインに膨らみのあるカーブが取り入れられていましたが、よりシンプルな形状として、各部材のカーブをストレートにし、モダンな印象へとデザイン変更しました。加えて、船底面型もよりシャープな形状に変更し、スタイリッシュなコーディネートニーズへのご提案を実現しました。
条件に合わせて天板の形・脚を選ぼう
お部屋の大きさや雰囲気、動線や作業領域に合わせて最適なテーブルをお選びいただけます。天板形状は9タイプあり、さらに天板にあった脚の形を選べます。
長方形のテーブルと一口に言っても、『侭』にお任せいただければ一つではありません。
角が丸い天板に丸テーパー脚を組み合わせた、お子様のいる家庭でも安全なテーブル。
厚みのある長方形天板に板脚を合わせた、重圧感が感じられるテーブル。
ベンチの出し入れがしやすい2本脚・V脚テーブルなど。
サイズは幅・脚の形状により10cm/5cm刻みで指定ができます。お部屋の大きさや一緒に使用するチェア、他の家具のレイアウトによりサイズを指定できます。
面形状も重要ポイント
『面形状…?』さてどの部分のことでしょうか。
普段、あまりテーブルの隅々まで着目したことはないかもしれませんが、面形状とはテーブルの縁(ふち)部分の形を指します。『侭』ではオーソドックスな「角面型」をはじめ「丸面型」、下側だけ丸みのある「船底面型」、新タイプの「流面型」があります。
同じデザインのテーブルでも、面形状が変わると印象が違います。
また、小さいお子様がいるご家庭では頭をぶつける可能性があるため「丸面型」や「船底面型」がおすすめですが、中でも「船底面型」はテーブルの端っこにモノを置いても安全なため人気があります。
丸型・豆型テーブルも魅力
『侭』では、丸型テーブルや少し変わった豆型テーブルもお選びいただけます。
【丸型・豆型テーブルの良いトコロ】
座る場所が固定されないので、好きな場所に座ることができます。来客などで、人数が増えた場合に心配いりません。
また、長方形テーブルの場合は対面する座り方になりますが、丸型・豆型テーブルの場合は対面でず、微妙に視線が外れる座り方になります。この長方形テーブルにはない視線の交差感が、緊張をほぐし会話が弾むとも言われています。
丸型テーブルに1本脚を組み合わせると、カフェテーブルのようにもなります。
樹種:ホワイトオーク
天板:角丸形
脚:T脚(旧タイプ)
面型:丸面型
樹種:ウォルナット
天板:トノー形
脚:丸テーパー脚
面型:船底面型(旧タイプ)
樹種:ビーチ
天板:角丸形
脚:丸テーパー脚
面型:丸面型
樹種:ホワイトオーク
天板:豆型
脚:T脚(旧タイプ)
面型:船底面型(旧タイプ)